モデルやトルソーを使わない撮影のポイント | 衣類の撮影「インナーウェアの撮影「バッグ・靴の撮影」

本日、令和4年1月24日(月)♬

ちいさな写真屋さんの増田兄弟(兄)です。

 

今日は、「カメラ撮影テクニック」をお伝えいたします〜♪

 

━━《カメラ撮影テクニック》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「モデルやトルソーを使わない撮影のポイント」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□

 

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モデル(そうでなければトルソーやマネキン)を使う

 

画像が訴求力を高めるためには効果がありますが、

商品 を説明するための画像や、商品の種類によっては、

下に 置いて撮ったほうがいい場合もあります。

 

それでは、モデルを使わずに、

下に置いて撮るときにはどんなことに気を付けたらいいでしょう。

 

まず照明ですが、下に置いて全体を撮る場合は、天井の蛍光 灯がベターです。

 

全体にムラなく光があたるため、子供服から 大きなサイズまで、

自然な結果が簡単に得られます。

 

ここで、 もっときれいにと中途半端な照明を使うと、

かえって結果が悪くなったりするので、注意してください。

 

天井の蛍光灯で、相当良い結果が得られるのです。

 

このとき、セッティングにちょっとしたコツがあります。

 

純に床の上などに置いて撮ると、

遠近感が強調された画像になってしまうことは

多くの方が経験しているでしょう。

 

下に置い た商品の形をきちんと写すためには、

商品の真正面から撮る以 外に方法はありません。

 

それを簡単にするには、商品を斜めに 置くことです。

 

こんなふうに商品をセ ットすれば、

作業がかなりやりやすくなるはずです。

 

こうして商品の正面から撮ると、形も正しく、

自然でわか りやすく撮影することができます。

 

下の台には大きな板を用意するか、

自宅なら襖を外し て利用するのもいいでしょう。

 

ちょっと大変そうに感じますが、

こういった撮影の頻 度が多いなら、

作業効率とそれにより得られる結果を考えると、

ぜひとも準備しておくべきだと思います。

(例外的に考えざるを得ない商品)

 

普通の服よりも大きな商品です。

衣類の中には、ちょっと例外的に対応せざるを

得ないといえる商品もあります。

 

それは、着物やドレスのような販売を目的とした画像撮影。

 

そのための方法論はまったく変わりませんが、

それを実現するためには、

必要 とする道具や労力などが極端に増えてしまうためです。

 

例えば「着物」。

 

着物全体を撮影するために、

きちんとした背景を用意するとなると、

3mくらいの幅のものが必要です。

 

そしてその背景紙 をセットするためには、

撮影スタジオ並の道具を揃えなくてはなりません。

 

それが可能な予算やスペースがある方は、極めて少ないでしょう。

 

となれば、できるだけきれいな壁を背景にす るなどして、

妥協せざるを得なくなります。

 

照明も、少しくらい大きなものを使ったところで、

どうにか なるような商品の大きさではありません。

 

そこで、複数の照明 器具を用意するなど、

まさにプロ並の設備を整えなければならないことになってしまいます。

 

ではどうすれば良いか。

結論は、細部をきれいに撮影した画像を複数使って、

商品の イメージを伝えることです。

 

柄の特徴的な部分のアップ、適した帯との組み合わせ、

襟元、 裏地、といった感じで、表示サイズは小さくても良いので、

いろいろな部分を写した画像でページを構成することが、

最も効 率よく好結果を生むための方法と考えます。

 

全体を写した画像は少しくらい問題があっても、

その大きさ から、お客様も受け入れてくれるケースが多いようです。

 

トルソやモデルを使う場合は、

他の衣類と同じように撮影することができます。

 

ただし、着物やドレスを広げて、全体を撮影する場合は、

相応の投資と労力を覚悟しない限り、ある程度のところで

妥協しなくてはならないのです。

 

 

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